タイへ向かう

*2017年4月頃の話です

生来の物臭、引っ込み思案、出不精といったような駄目人間要素を全て持ち合わせている自分は仕事を辞めて以降、出発しようしようと思いながら2週間も家でダラダラと過ごしていた。

このままではいかんと思い立ち、すぐに航空券を予約するとやはり具体的なイメージができたのか自分でも意外なくらい準備を進められた。と言っても旅行保険や宿などは前日に取り付けるという体たらくではあったが…

しかしこんないい加減な人間でも個人旅行は案外できてしまうもんである。もちろんそれは自分個人の能力というよりインターネットや技術の進歩といった環境のおかげだ。一昔の紀行文なんかを読んでいると手探りで進んでいるようなものでとても自分には無理だと感じる。

遠出の出発当日というとなんとなく朝の早いイメージだが予約したフライトはタイ行きの中でも一番安いLCCのものにしていた。その予定というのが夕方に日本を出発し、夜の10時にドンムアン空港という若干郊外にある交通の便の悪い空港に着くというものだ。なので朝も遅めに起きてしまい同日には国境を超えるのだという実感が湧かなかった。

ドンムアン空港というのは日本で言えば成田空港のようなものだろうか。バンコクにはスワンナプーム国際空港という地下鉄も乗り入れていて市街地に近い空港もあるらしい。しかし当たり前だが便利な方が高いらしくLCCのフライトでは大概このドンムアン空港の方に着くようだ。

大きく重いザックを背負っての移動に対する予行の意味合いで空港までの道のりは直通のバスなどもあったがあえて電車を選んだ。体力的には問題なかったが、いかんせん邪魔だし大げさな荷物の量だからなんとなく気恥ずかしいものだった。これが人の多い時間帯であればもっと大変だったろうと今更ながらに思う。

個人旅行で海外に行くのが初めてな上にそもそも航空券を予約し、一人で飛行機に乗るのが初めてな自分はかなり早めに空港に到着した。早速国際便出発口に向かいフライトスケジュールを確認する。しかし今回初めて見るもんだからほとんどなんとなくのまま必要な情報だけを必死に探し、とにかく向かうべきチェックインカウンターと呼ばれる場所だけは覚えておいて最後に買い忘れなどないか売店などを見て回った。

チェックイン出来る時間になり向かってみるともう列ができていて30分ほど並んだ。自分の番になりカウンターで印刷しておいた航空券の予約ページとパスポートを見せる。すると自分の予約が片道切符だったため受付にタイで永住されるのですかと聞かれてしまった。もしかして自分みたいな人間他にいないのか、入国するには出国のための航空券もいるんではないかと早速不安になったのを覚えている。

その後も保安検査で予想外に人が並んでいたり飛行機で自分の座るはずの座席に間違えて座られていたりと出国だけでもずいぶん苦労したがなんとかタイへと向かうことはできた。

眼下に淡路島と明石海峡大橋が広がる。がこの時は飛行機のエンジンロールスロイスやん…と関係ないことに感心していた。

機上での日没。あまり飛行機に乗ることはないのでこんなくだらないことでも勝手に盛り上がりピントの合っていない写真を撮っていた。

 

 

 

 

 

 

 

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