バンコク3日目 スクンビット周辺

*2017年4月頃の話です

ドンムアン近くの宿は2泊3日の予約で今日から新しい場所に移動する。さすがにここでは市内まで遠いのだ。

バンコクでバックパッカーが目指す場所といえばおなじみカオサンロードがある。しかし交通の便も悪く周りにあまり見る物がないようだ。調べたところスクンビット通りというエリアが市内交通も発達した繁華街であるらしい。次の宿はそのエリアに位置する場所を選んだ。

空港からBTS(Bangkok SkyTrainの略で要は高架鉄道らしい)へのバスが出ているのでそれにまずは乗る。そこからお目当てのBTSに乗ってNana駅というところまで乗り換えなしで移動できる。バスと直通のMochit駅から距離こそあるがやはり乗り換えなしは気が楽だ。乗っているとだんだんと人が増え、景色もビルが建ち並び都会へと変わってきた。これからの数日移動もだいぶ楽になるのではないかと期待を持てる。

しかし降りてからが大変だった。このあたりはタイ語でソイと呼ばれる細い道が多くあり、飲み屋や宿など観光客の多いエリアとは知ってはいた。それは例の水かけ祭りも盛んであることも同時に意味していたのだが全く予想できなかった。なぜならまだこの時点でも私はあの行為をただのおふざけで大規模な祭りなどとは考えていなかったからだ。

目的の通りを見ると祭りの参加者は狭い路地の両端に陣取り人が通るとなると情け容赦なく水をかけている。やめてくれなどというアピールはかえって連中を刺激するだけで逆効果のようだ。水鉄砲であったりホースからの放水であったり手段は様々だが、ひどい者はバケツの水をそのままかけてくる。これは芸もないし最も濡れてしまうから走って避けたいところだがいかんせん重い荷物を背負っていてうまくいかない。むしろ喜色満面で私にバケツいっぱいの水をぶっかけてきやがるのだった。結果水かけ軍団の列を抜けた後にはずぶ濡れになっていた。

果たして宿は水かけ祭りの盛り上がるソイの最も奥に位置していた。あの激戦区を走りぬけてびしょ濡れになった姿でチェックインするとさすがに受付の女性も笑っていた。全くひどいところに宿をとったもんだと思う。

さすがの私もこれは尋常ではないことが起こっていると感じて宿でタイの催事などを調べる。そうしてようやくソンクラーンという祭りなのだと知った。そういえば来る途中の人の服装がやたら水着のような薄着で濡れていいものだったり、携帯は防水ケースなんかに入れていたりと疑問に思っていた事があった。しかしまさか全国的にこんな悪ふざけみたいな祭りをしているとは思ってもみなかった。まあ分かってしまえば対策のしようもあるし街の連中も理不尽に水をかけていたということではないからストレスもまだ軽減される…気がする。

だが問題があった。それはさっきも言った通り宿はソイの1番奥にある事でしかも大通りに出るには迂回する道もない袋小路ということだ。さらに悪いことにこの祭りは明日も続くらしい。要はここから移動するには毎度びしょ濡れにならないといけないわけだ。本当にひどいところに宿をとってしまったとつくづく思う。

夜になると街の連中は疲れるどころかむしろ元気になり半狂乱で水をかけあう。気付かれないよう後ろを通りぬけるとかけられない事に気づいた。

雨など降っていないがこの連中の使用した水だけで道路に水たまりができている。日本では絶対にできない祭りだ。

謎の即席屋台で夕飯をとる事にした。

建設現場の入り口らしく昼間に通った時は実際工事していた。夜は特にこれといって使い道がないからこうして利用されているのだろうか。

おこぼれを狙っているのか椅子の合間を猫がうろつく。東南アジアではおなじみの光景だがこの時は何もかも新鮮だった。

肝心の食事もあの小さな屋台で作ったとは思えないほど本格的だ。

若干お高いシンハービールだが味がしっかりしていて美味かった。

空芯菜。この後東南アジアでは何度も食すことになる。野菜を食べると言ったら私はこれにしていた。味はくせもないし値段も安かった。ちなみに英語ではモーニンググローリーという何だかかっこいい名前で呼ばれている。

今回のメインとして頼んだご存知トムヤムクンだが辛すぎて泣きながら食べた。だが出されたものは全て食うというのが日本人である。それが裏目に出て、具材にあったとても固い木の葉みたいなものも無理やりに食ってしまった。のちに気になって調べるとレモングラスといって香りづけ用の葉だった。もちろん食う必要はない。

 

 

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