バンコク6日目 北バスターミナルからスコータイ

*2017年4月頃の話です

今日はバンコクを出てスコータイまで移動するため、北バスターミナルへ向かった。このバスターミナルは名前のとおりタイ北部へ向かうバスの発着場らしい。所在地は私が空港から市内へ向かう際、初めて乗った駅のモーチットが最寄りだ。初めて使った駅を最後にバンコクを出て行くのはなんとは無しに感慨深いものがある。駅からは歩いていくことにしたが…

行く途中の道にあった公衆水飲み場?と思われるもの。

ここまでは良かったが近づくにつれ、歩道はなくなっていく。普通歩いていく場所ではないようだ。

20〜30分程歩き、ようやくターミナルが見えてきた。しかしその前には往来の激しい大きな道路があり、他に迂回する道はないようだ。渡らなければ辿り着けないが、どう見ても渡っていいような道ではない。日本だったらそもそも渡れないように陸橋があったりガードレールなどで侵入を防ぐ等の処置がされていそうな交通量だ。無茶なことをしたと後悔するが、しばらくよく見ていると現地の人は当然のように渡っている。すると車の側も気にするどころか減速までしてくれているようだ。私も見習って他の人と共に渡ることに成功した。人数が多い方が有利らしい。とは言っても安全第一で考えると断然タクシーかバスであることに間違いなかった。おまけに重い荷物を背負ってのことなので余計に無駄な努力だった。今思い返すと素直にタクシーでもバスでも使えば良かった。

ようやく着いたが時間はもう昼で少し宿を出るのが遅かったかと反省した。バンコクからスコータイは約8時間かかり、しかも当日にチケットを買う予定だったからだ。いますぐ出るチケットが手に入っても着く頃は遅い時間になる。

建物の入り口からすでに無数の窓口があり、圧倒されて何が何だかわからなくなる。近くにいた案内係の人に聞くとスコータイ行きのチケットは中で売っているらしい。しかし建物内に入ると行き先で何か情報が表示されているわけではなく、バス会社別に窓口があるようでまた混乱してきた。とりあえず中央に大きく窓口を構えているバス会社を選ぶことに。

下手くそな英語でとにかく目的地がスコータイであること、今日出発のチケットが欲しいことを伝えると何とか買うことができた。しかし買うことに必死になりすぎ出発予定時間を見ると17:00発で、しかも到着が歴史公園前という場所になっている事に気付かなかった。私は宿をスコータイのバスターミナルすぐ近くに予約していたので、もし本当に公園前に着くとなるとだいぶ遠い場所についてしまう。しかもそこは市街地からも離れた場所で宿も何かしらの店もないようだ。深夜にそんな場所に着くと考えただけで不安になってきた。誰かに聞けば良いものを生まれ持っての面倒事を避ける性格が顔を出し、大丈夫だろうと無理やり思い込む事にした。

悩んでも仕方ないので売店で食べ物を買う。期待しないで食べたら案外美味かった謎の肉。見た目は固そうだが、油がのっていてジューシーだった。

幸先不安なのも問題ではあったが出発まで4時間ほど待つのも問題だった。しかも重い荷物を持っているから移動できないし、辺りに何もない。やはりこういう長距離移動くらいは前日までにチケットを買っておくなどの計画性が必要だとこの時に実感した。仕方ないので待合所で本を読んで時間を潰す事にする。

周りを見ると待合所はタイ人やお坊さん、外国人旅行者など様々な人がいる。引っ越しでもするのかと思われるほどの大きな荷物を持った人や家族連れもいる。そんな中で私は目立つなりをしていたわけではないが、ヒマそうに見えたのか何回か話しかけられる。最初はお坊さんに時間を聞かれた。言い方が分からないので腕時計を見せると、何故か私の時計を付けている手首を両手で上下にそっと挟んで時間をまじまじと見る。光の反射を抑えるためだったのかわからないが、なんとも不思議な仕草で印象に残った。その後にせっかく何か話しかけてもらったのだが、あいにくタイ語なので全くわからなかった。少し申し訳ない気持ちになっていると、今度はまだ言葉を覚えていないような子供にボディランゲージでコミュニケーションを迫られる。要は体を叩いてきたり、周りではしゃいだりなんかされる。言葉が通じないのは同じだが、この場合はちゃんと相手をしなくても勝手に満足してくれるし見ていて面白い。外国人が珍しいのか向こうは向こうで珍獣でも見るような無邪気な好奇心をこちらに向けてくる。そんなこともあってか意外に出発までの時間は早く過ぎた。

時間が来てバスが出発する番号の場所を見るとそこには違うバスが止まっている。近くの乗務員らしき人に聞くと違う場所に止まっているバスを指差すが、チケットに書いてある車両番号まで違う。そこで運転手にも確認するが間違いないようだ。このいい加減さに更なる不安を抱えつつバスに乗り込むのだった。

バス内は人もまばらで2列シートに一人で座れるほど空いていて最初は快適だった。しかし噂には聞いていたが冷房が効き始めてからとても寒くなってくる。エアコンの送風口を閉じようとするがカバーが外れていて無理だった。仕方なくタオルを突っ込み直風は当たらないようにし、持ってきていたフリースを着る。これでもまだ少し寒いくらいに車内冷房は効いていた。さらに結構な音量で音楽まで流れてくる。東南アジア全体のことかタイだけに限ったことかわからないが、これらはすべてサービスらしい。つまり冷房は強ければ強いほどサービスが良いし、音楽も客を楽しませるものという認識だろうか。

出る頃のバンコク市内。もう暗くなり始めていたが、まだ心に余裕があった。

この日は晴れだったと思うが、大きな水たまりができていた。このあたりは降っていたのだろうか。それにしても排水に問題がある気がする。

 

 

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